冬の凛とした空気の中で袖を通したくなるのは、機能性はもちろん、作り手の熱量を感じる一着です。〈THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)〉が新たに提案する「JAPAN COLLECTION」は、日本独自の伝統技法と最新の循環型テクノロジーが手を取り合った、唯一無二の試み。
効率が優先されがちな時代だからこそ、手間を惜しまず、長く愛用することを前提としたものづくりの姿勢が、プロダクトの節々から伝わってきます。
BP Nuptse Hanten Sashiko Jacket ¥550,000
BP Nuptse Down Sashiko Bootie ¥242,000
コレクションの顔ともいえるのが、日本に古くから伝わる補強の知恵をデザインに昇華させた「刺し子」シリーズです。布を丈夫にし、厳しい寒さを凌ぐために生まれたその一針は、まさに「究極のサステナビリティ」の原点。
伝統的な半纏(はんてん)をモチーフにしたダウンジャケットは、熟練のクラフトマンシップが結集した、もはや芸術品のような趣すら漂います。
Driftdye Hoodie ¥15,950
L/S Driftdye Tee ¥10,450
自然への敬意をより具体化したのが、海岸のゴミをアップサイクルした「Drift Dye(ドリフトダイ)」シリーズ。かつては廃棄される運命にあったプラスチックが、植物の生命力ある色を借りて、柔らかな表情のフーディやTシャツへと生まれ変わります。
Natural Dyed PERTEX Jacket ¥24,200
Natural Dyed PERTEX Coat ¥29,700
厳しい環境下で頼りになる軽量・防風素材「PERTEX」にも、日本らしい優しさが加わりました。玉ねぎの皮などの食品廃棄物を活用した天然染色「Onibegie(オニベジ)」との出会いです。
先鋭的な化学繊維に、自然界の柔らかなトーンが重なる。そのコントラストは、アウトドアのギアとしての力強さを保ちつつも、どこか穏やかな空気感を醸し出します。
今回の「JAPAN COLLECTION」が教えてくれるのは、単なる“日本っぽさ”ではなく、技術や想いを未来へどう繋いでいくかという志。 日本の手仕事と先端技術。一見遠くにあるふたつの要素が、衣服という形で美しく溶け合う。こうした背景を持つプロダクトを選ぶことは、自分自身の毎日を少し丁寧に過ごすことにも繋がっていくのです。
日本の美意識とザ・ノース・フェイスの哲学が呼応するこのコレクションは、12月27日(土)より、全国の一部直営店にて順次発売となります。
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