2017年、デンマークのコペンハーゲンにて設立されたウォッチブランド〈Nordgreen(ノードグリーン)〉。「Nord」=北欧のアイデンティティ、「green」=社会に貢献したいという思いが込められた彼らの腕時計は、設立されて3年しかたっていないにも関わらず、年齢を問わず男性にも女性にも支持されている。
Nordgreenのチーフデザイナーであるヤコブ・ワグナーは、Bang&Olufsen(バング&オルフセン)、Cappellini(カッペリーニ)、Alessi(アレッシィ)といった世界有数のブランドのデザインを手掛けて来た。
その歩みはニューヨーク近代美術館(MoMA)に常設展示があるほどで、数多くの受賞歴を持つヤコブは、北欧だけでなく世界から尊敬を得ているデザイナーのひとりでもある。
そんな彼が生み出すノードグリーンの腕時計は、流行に左右されることなく、毎日身に着けられる北欧らしさをまさに体現するものだ。
展開するのは、現在のところ「Philosopher」「Infinity」「Pioneer」「Native」の4モデル。特に2019年10月にリニューアルされた「Native」は、もっとも北欧のミニマリズムの精神に忠実な一本となっている。
Native | ブラック ダイヤル – グリーン ナイロン 40mm/ガンメタル ¥19,000 in tax
洗練された外観と機能性を兼ね備えたうえに、ただシンプルなだけでなく華やかさも演出。アクセサリー感覚で身につけるのに良さそうだ。シンプルさゆえ、どんなファッションにも違和感なく合わせやすいだろう。
ケースカラーはマットな質感がクールなガンメタルの他に、シルバーとゴールド、ローズゴールドがあり、文字盤のカラーはホワイト、ブラック、ブルーの3種類を展開。ストラップもレザーやメッシュ、ナイロン、ヴィーガンレザー、ラバーといった多彩な種類の中から選ぶことができ、季節や気分に合わせて簡単に変更が可能なのも嬉しい点だ。
そして同じ腕時計を長く使えるということは、いまやファッションシーンで欠かせないサステナブルな取り組みにも繋がる。
設立当初から社会貢献への意識も高い彼ら。腕時計を購入すると代金の一部が慈善活動団体に寄付され、その対象は健康/衛生、教育、環境保全という3つのカテゴリーから選ぶことができる。
中央アフリカ共和国の1人に2カ月分の清潔な水を供給したり、インドの1人の子どもに1カ月分の教育を支援したり、南米にある50平方メートル規模の熱帯雨林を保護したりと、その取り組みはノードグリーンのストーリーを語る上で欠かすことのできないものであり、これらのサステナブルな活動に共感する方も少なくない。
北欧デザインならではのミニマムなルックスをキープしながら、地球環境への配慮を忘れないモノづくり。激しく変化するこれからの時代を生きるうえで、ノードグリーンの考え方は大切になってくるかもしれません。
【問】Nordgreen/https://nordgreen.jp