新しいスニーカーをゲット! でも、一日の終わりには靴ひもが緩んで、足がズレる……。といった地味なストレス、誰もが一度は経験しているのではないでしょうか。シューズのデザインやクッショニングはどんどん進化しているのに、足とシューズを結ぶ肝心要の「ひも」の部分は、何十年もアップデートされずにいたんですよね。
今回、その停滞を一気に解消してくれるような、とびきりスマートなシューレース機構「V-lock system(ブイロックシステム)」に注目。開発したのは、足元の悩みを長年見てきた義肢装具士のプロフェッショナルなのです。
V-lock systemを生み出したのは、高知県で40年以上、人々の足のサポートをしてきた関耕ニ氏です。彼は、インソールや義肢装具を通して、人の歩行のメカニズムを熟知しています。
なぜシューレースのシステム開発に乗り出したのかというと、それは従来の「結び方」のせいで、せっかくの良いシューズの性能が台無しになっている現状に疑問を感じたから。ひもが不均一に締まると、足に無理な圧迫がかかったり、擦れの原因になったりします。関氏が求めたのは、手間なく、かつ足全体を「ムラなくホールド」できる真のフィット感です。
V-lock systemは、このプロフェッショナルの知見と技術がぎゅっと詰まっています。ランニングシューズや普段のワークシューズなど、シーンを問わず歩行の安定性をアップさせる、頼もしい足元のサポーターというわけです。
複雑な調整は最初の設定だけ。あとはもう、紐を結ぶ煩わしさとはさよならです。
仕組みはとてもスマート。シューズ中央のタブを軽く引っ張り上げると、なんと紐が上下同時に、理想的なバランスでキュッと締まります。まるで足が吸い付くような、気持ちのいいホールド感が生まれます。
次に、引き上げたバックルを「受け」に近づけるだけ。強力なマグネットが自然に引き寄せ、カチッと心地よくロック完了!最短2秒です。プレイ中にどれだけ激しく動いても外れる心配がないのは、特許を取得した独自メカニズムのおかげ。緩む心配がないから、一度設定したら、一日中同じ快適さが持続します。
もちろん脱ぐのも簡単。バックルを外してかかとを少し持ち上げるだけで、レースがゆったり広がる設計です。朝のバタバタや、スポーツ後の手間が一気に解消されますね。
高性能なアイテムは時に見た目がゴツくなりがちですが、V-lock systemのルックスは非常に洗練されています。ハイテク感がありながら、全体の印象は驚くほどミニマル。装着したシューズの個性を邪魔することなく、むしろ全体をスマートでモダンな表情に仕上げてくれます。
街中での普段使いでも浮くことはなく、まるで元々シューズに備わっていたかのような、一体感のあるデザイン性が特徴です。
足元の専門家が真摯に追求した「正しいホールド」と「圧倒的な利便性」。高知県の工房から世界に向けた発信が、足元の快適性を変えていきそうです。
【問】 V-lock system/https://www.v-lock-system.com