多くのロード用ランニングシューズにとって、避けては通れないのがソールの摩耗です。毎日ハードに走り込むランナーにとって、数ヶ月でアウトソールが寿命を迎えるのは頭の痛い問題ですが、今回の〈ALTRA(アルトラ)〉の新作「TORIN 9」はこの点に対して明快な回答を用意しています。

TORIN 9 ¥25,300
今作の大きな変化は、定評のある「Vibram® XS DURA」ラバーをアウトソールに初採用した点です。トレイルシューズのような粘り強いグリップを持ちながら、ロード専用に調整されたこのラバーは、高い耐久性を備えています。
これまでのモデル以上に、長い距離、長い期間、本来の走行性能を維持し続けられる頼もしさが宿っています。

また、走り心地を左右するミッドソールには、新開発の2層構造フォーム「P35X™」を投入。足に近い層で柔らかなクッションを感じさせつつ、地面に近い層でしっかりと支える構成になっていて、柔らかいだけではない、芯のある安定感が好印象です。
反発と着地の安定性のバランスが細かく調整されているため、ペースを上げても崩れにくい安心感があります。

昨今の厚底トレンドとは一線を画し、スタックハイト(ソールの厚み)をあえて前作より2mm低い28mmに抑えた点にも、ALTRAらしい意図が感じられます。
あえて厚みを削ることで、地面を足裏で直接捉える感覚がより鮮明になり、シューズに「履かされている」のではない、自らの足でコントロールする喜びを味わえる作りになっています。

刷新されたアッパーのフィット感や、自然な足指の広がりを妨げない設計も健在です。
華美な機能美を追うのではなく、より長く、より自然な感覚で走り続けたいというランナーの現実に寄り添った進化。それが今回の「TORIN 9」が提示する、ロードシューズとしての新しい姿なのではないでしょうか。
【問】ストライド/03-6833-1336/https://altrafootwear.jp/

