冬の防寒サンダルといえば、〈SUBU(スブ)〉を真っ先に挙げる人が多いかもしれません。ダウンジャケットを思わせるふっくらとしたナイロン生地と、素足を包み込む優しい履き心地は、すっかり冬の定番として定着しています。
けれど、その完成された足元にあえて「ヘンプ(麻)」という素朴な天然素材をぶつけてくるのが、〈Manastash(マナスタッシュ)〉とのタッグです。一過性の話題づくりにとどまらず、気づけば7年連続。お互いに背伸びをせず、当たり前のように冬の風物詩へと深化している事実そのものが、この関係性の純度の高さを物語っています。

SUBU x MANASTASH MULTI LOGO SANDAL ¥13,200

カルチャーも生まれ育った街もまったく異なる両者ですが、SUBU自慢の沈み込むような4層インソールに、マナスタッシュ定番のざらりとしたコットンヘンプ裏毛やツイル生地が乗ると、化繊特有のギア感がすっと消え失せます。着古したスウェットに素肌で触れるような、気取らない温もりが足元を満たします。

SUBU x MANASTASH MT. STITCH SANDAL ¥12,100
ラインナップを眺めても、カルチャーの咀嚼の仕方が実に巧みです。
当時のカウンターカルチャーをそのまま貼り付けたようなアーカイブワッペンのごちゃ混ぜ感もあれば、カスケード山脈の稜線を走らせたキルティングステッチ、さらにはトゥにリーフを小さく刺しただけの静かな一足まで揃います。

SUBU x MANASTASH HEMP EMB SANDAL ¥9,900
脱いだ瞬間にだけインソールの刺繍が見える仕掛けや、サイドに佇むピスネームも含め、これ見よがしに主張しない引き算の美学に大人の余裕を感じます。

重厚なダウンジャケットやシェルパーカで固めた冬の装いも、足元にこの柔らかな質感がひとつ入るだけで、全身の緊張感がほどよく抜けていきます。
キャンプの焚き火の前でも、近所のスーパーへ走る寒空の下でも、玄関で真っ先に足が伸びてしまう。季節の寒さを防ぎながら、どこか素朴で人間味のある温もりを残してくれる履き物は、探してみるとなかなか見つからないものです。
【問】SUBU Official Website/https://www.subu2016.com/

